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肺がん切除例の予後
日本肺癌学会および日本呼吸器外科学会によって運営されている肺癌登録合同委員会の2006 年における全国集計では、全症例数は13344例で、全体の5 年生存率は61.6% でした。
その中を少し細かく見てみると、臨床的に診断を行った病期別の5 年生存率は、IA期が77.0%、IB期が60.1%、IIA期が53.8%、IIB期が43.6%、IIIA期が38.0%、IIIB期が33.6%、IV期が27.0% でした。それとは別に、手術後の病理検査の結果を含んだ最終診断別の5年生存率は、IA期が83.3%、IB期が66.4%、IIA期が60.1%、IIB期が47.2%、IIIA期が32.8%、IIIB期が30.4%、IV期が23.2% でした。また組織型別の5 年生存率は腺がんが67.3%、扁平上皮がんが52.5%、大細胞がんが45.5%、小細胞がんが48.1%,腺扁平上皮がんが42.1% でした。
この結果をみると、過去のいろいろな発表されたデータと比べると時代とともに良くなってきていることがわかります。またおおむね海外からのデータより良好なようにも感じられます。ただしこれらのデータを単純に比較することはできません。なぜなら、それらのデータは異なった背景の患者様たちを対象にしているからです。もしかすると、過去の日本より現代の日本では、また日本においては海外より早期の肺がんが増えているのかもしれません。
またこれらのデータを見て、良いと感じるのか、悪いと感じるのかも人それぞれではないかと思います。しかしこれらの成績に満足することなく、さらに努力、研鑽を積んでゆく必要があることだけは間違いないでしょう。この先一人でも多くの肺がん患者様を救うことができるよう進んでゆきたいと考えています。








